
そそっかしい私は、ミスが多い。
特に今回のは大失敗。
その時あたまのなかでぐるぐる考えた話し。
ことの発端は窓ガラスの発注だ。
作ってるのは別荘やセカンドルームとしてポン置きできるゲストルーム。
その展示モデルなのだ。
だから大きな透明ガラスの展望マドがついている。
ところが、届いてみたら「型ガラス」という向こうが透けないタイプ。
表面が細かく波打ってて、よくお風呂場とかにある、向う側が自動モザイクになる、あれだ。
そしてミスの原因は、自分の見落としだった。
しかしだ。
この型ガラス、窓が位置するのは、ベッドの直上。
透明ガラスだと、寝ている姿が丸見えになってしまう。
むしろ型ガラスのほうが使う人にとってはいいのでは?
「型と透明、どっちがいい?」
周囲のスタッフに意見を聞けども、どっちもアリと…。
そんな時、傍らの大工がひとこと、
「妥協しちゃだめだよ。これだと思う方を選ばなくちゃ!」
たしかにね。
プライバシーか、展望か。
どちらもお客さまのためなれど、
やっぱり見た瞬間に「おおぉっ!」となること大事。
窓に映るは主人のもてなす心。
それは夕日の沈む大海原か、山々を渡る雲海か
ゲストをお迎えするための最高の景色を切り取る
そんな額縁がこの窓なのだ。
失敗は失敗。
素直に反省し、詫び、あるべき姿へ向かう。
それが大切だと感じました。
オクツP