サステイナブルハウス

ユニットハウスは、いろいろな呼び方をされる。
プレハブ、コンテナハウス、タイニーハウス、あとは只の「小屋」とか。

移動できることは、ほかの建築と最も違うところ。
だけど、「移動式建築」って聞いても、なーんか伝わってこない。

何が伝わらないのか、ずっと考えていた。
で、ぼやっとだけどその答えを見つけた気がする。

それが「サステイナブルハウス」



ここのところ、複数のお客様からこんな声が聞こえてくる。

「俺が死んだら、この趣味部屋は処分できるようにしておかないと(家族が困るし)ね。」
「子供がいないからこの事業は一代限りで仕舞うかも。その時にもとに戻せるようにしたいから。」

そうなんですよ、みんな将来のこと…自分の、じゃないですよ。
”自分の後の世代”のことを考えて建物を建てる時代になっている、ってこと。

サステイナブルハウス、っていうと、ふつうは
 「環境負荷の低減」
 「パッシブデザイン」
 「長寿命設計」
 「エネルギー効率」
 「自然素材」
とかがパッと思いつく。

ごみを出さないことは、将来の処分費を払う「自分の」ため
エネルギーコストは、将来の光熱費を払う「自分の」ため
長寿命な建物は、将来の修繕費を払う「自分の」ため

もちろん、それだけじゃないことは分かっていますよ。
でも、もっと「他人のため」「家族のため」を思って建物を考えているひとがいる。
それがなにより嬉しかったりする。

日本の建築物の寿命って、数十年らしい。
屋根も、壁も、基礎も、古くなったら作り変える。
それはそれでいいよね。
伊勢神宮だって式年遷宮があるくらいだし、日本人らしい。

でも、世界の建築特にヨーロッパのほうは、百年とかはざらみたい。
だから、引越したらペンキで壁を塗ってリフォームして暮らしているんですと。
(どうやら「壁紙」というのは日本特有の文化らしい←先日の展示会知識)

何世代にも引き継ぐことができる
廃棄(ごみ)するのではなく、なおして使う
「もったいない」精神のある国なのだから、きっと根付くはず。

サステイナブルハウス=持続可能なお家


オクツP

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